ニュージーランド向け輸入登録について

ニュージーランド向け輸入登録

到着後、当社側で輸入手続きを行い、当社指定のコンプライアンスセンターにて車両の検査及び登録を行います。 検査項目において車両の不備があった場合、修理した上で再度検査を受けなければならない為、思わぬ費用、時間が掛かります。当社ではこのようなことがないよう輸出前にしっかりとサポートさせて頂きますのでご安心下さい。

輸入規制について

以下の条件に該当する車輌は、ニュージーランドへ輸出できません。

  • 排ガス規制に適合しない車両 - 排ガス規制リストをご確認下さい。表の中のアルファベットが車体番号・型式番号の中にあればその車両は輸出可能です。
  • サビ・腐食がひどい車両
  • 修復歴がある車

輸入に必要な費用

  • GST(輸入税)- CIF価格、車両価格と輸出費用(当社請求額)の総額の15%。ご所有のお車の場合における車両価格は、日本の中古車市場の相場価格に準拠するため、おおよその相場でGST(輸入税)総額をお知らせすることは可能です。
  • 輸入検査費用 - 400NZD前後
  • 車両登録費用 - 100NZD前後
  • 整備、修理費用 - 必要に応じて

輸入登録の流れ

  1. 出港後

    出港後、船会社のサイトにて、お客様情報、請求書の受取先等必要な情報を入力して頂きます。

  2. 到着前

    到着する数日前に船会社より輸入税の請求通知が来ます。事前に登録したサイト上で支払金額を確認し、到着までにクレジットカードまたは銀行振り込みにてお支払い下さい。

  3. 到着、コンプライアンスセンターへ輸送2日

    到着後、当社側で輸入手続きを実施し、指定のコンプライアンスセンターへ輸送します。

  4. 車両検査、登録2週間

    ここからは本人確認の関係上、お客様ご自身で手続き頂く必要がございます。 コンプライアンスセンター到着後、お客様宛てその旨の連絡がありますので、 手続きをして下さい。日本人が経営するコンプライアンスセンターなので英語の心配はありません。

  5. お引き取り

    輸入車両検査が終了すると、自動車登録申請書と車検証が発行され、公道走行のための車両登録が可能になります。自動車登録申請書に必要事項を記入して登録費用を支払い、ナンバープレート、登録証、ライセンス証の交付があり、ようやくお車のお引き取りとなります。

船積み前検査

ニュージーランドに輸入される車輌は検査が義務付けられています。検査センターは日本の各通関港にあり、ニュージーランドの運輸省と産業省の監視下で実施されます。検査は検疫検査と構造体検査の2つです。ニュージーランドは輸入品に対するバイオセキュリティーを厳格に行っており、輸入車もその例外ではありません。

検疫検査では、バイオセキュリティーにおいて厳格にチェックし、自動車の内装、外装に関してクリーニングが施されます。構造体検査では、車台番号、右ハンドルの確認、走行距離記録、水没害、あるいは構造上の損傷や劣化などを確認します。

各検査が終了すると、それぞれのステッカーが発行され自動車に貼られます。自動車が輸出されるためには、これら2つのステッカーが貼られていることが必要です。損傷がある場合にはさらにステッカーが貼りつけられます。

コンプライアンスプロセスについて

ニュージーランド政府とともに中古車輸入の管理、監視を実施しているIMVIAという代表事業協会が、コンプライアンスプロセスについて詳しく説明しています。

輸入通関手続きを通過した後には、コンプライアンスと呼ばれる輸入検査手続きが行われます。コンプライアンスはニュージーランドに入ってくる全ての自動車の安全性と環境基準に関して保証するものであり。政府指定の輸入車輌検査業者による、輸入車両検査が義務付けられています。

輸入車両検査は、実地検査と、証明書類の内容確認の2つが行われます。ここではまず、関連の製造基準と仕様書があるか確認します。日本は、国際的な車台番号の規格であるISOVINシステムを採用していないため、17桁のVIN番号をVINプレートにエンボス加工し車輌に貼り付けます。この番号はリアウインドウにも彫られます。コンプライアンス検査では、取り外せる全ての部品を取り外し、以下の点を検査します。

  • 構造上の修理
  • 構造上の損傷
  • ブレーキ
  • 排気ガス
  • シートベルト

コンプライアンス検査では、錆、修復歴や構造体の損傷などを検査します。ブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキドラムやフリクション部品を取り外し、各ブレーキ部品の残量を測定します。その後排気検査を行い、シートベルトや座席固定など、各OEMの仕様書の、安全許容基準を満たしているか等チェックします。

公認修理

検査証明書の発行前に、必要に応じて多少の修理が義務付けられることもあります。この場合、良好な走行を保証するために再検査が行われます。錆や加修などの構造的な修理が必要な場合は、ニュージーランド運輸局認定修理業者に委託されます。修理業者はコンプライアンスセンターとは異なります。このように、コンプライアンスセンターと、公認の修理業者を区別することにより、輸入手続きの完全性と独立性がより確固としたものになるのです。

当社ではこの修理業者によるプロセスが発生しないよう、輸出前に日本でチェックし輸入登録の手続きをスムーズにするお手伝いをさせて頂いていますので安心してお任せ下さい。

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